「友だち幻想」の内容と読んでみた感想 

マオです。

先日、近所の本屋で「最近どんな本が出ているのかな~」
と眺めていたら、

「友だち幻想」

という本が、レジ前の目立つコーナーに平積みされていました。

「なんかタイトルが後ろ向きっぽいけど、気になるな(@_@)」

と思い、早速購入。

で読んでみると、後ろ向きどころか、
人付き合いに前向きに動き出せる本でした。

よくよく調べてみると、この「友だち幻想」、
発売されたのは2008年ですが、
ここ数年になってまた注目されているとのこと。

今や38万部を突破しているし、中高生の読書感想文でも出されるらしい。

実際この本自体、友達付き合いに悩んで教室に行けなかった娘さんに宛てて、
筆者が書いた本ですから。

でも僕が読んでみて思ったのは、

大人でも同じように人付き合いに悩んでいる人はいるし、
大人にとっても大いに発見がある本だ

ということ。

実際、会社勤めしていると、休憩室の隅っこで2,3人で
うわさ話をしているのを見たら、十中八九、
同じ職場の誰かのグチだったりしましたから。

また僕は「人付き合いがストレス」と感じるのがどこから来るのか、
を知れて、とても勉強になりました。

備忘録を兼ねて、「友だち幻想」の内容や感想を書いていきたいと思います。

「みんな仲良く」ってプレッシャーじゃないですか?

「友だち幻想」の中でも、僕が特に心に残ったのは、同調圧力の話。
言い換えると

みんなと一緒でなければいけない、という無言の圧力

ですね。例えば

  • SNSでメッセージが来たら、すぐ返信しないといけない
  • 1人でいたいけど、誘いを断ったら悪口言われるんじゃないか
  • 流行に乗らないと、仲間はずれになるのじゃないか

も同調圧力の一種と、書かれてありました。

そのために、楽しさを求めて友達と一緒にいるはずが、
逆に息苦しくなってしまう。

う~ん、なんともジレンマ(~_~;)

 

他にも「その場にいない友達の悪口を言い合う」ことも、
同調圧力が働くもの。

会社でも休憩時間やちょっとした一休みで人が寄ると、
上司・部下・同僚の悪口を言う光景、
僕がいた会社では珍しくありませんでした。

あれも実は悪口を言い合うことで、
「私ら、同じように考えている仲間だね」
って再確認している、という内容が書かれてあったのですが、

「はー、なるほど、そういうことだったのね(゜д゜#)」

と僕、妙に納得いったのです。

というのも高校生の頃、クラスにいるとやたら
「その場にいない先生や、同じクラスや部活の誰かの悪口」が、
耳に入ってきていたから。

当時の僕は
「本人に言わなきゃ直らんのに、そんなん言うの時間のムダじゃね?」
なんて心の中でつぶやいていたのですが、

「ああ、悪口も仲を深めるためだったのか」
と新発見した気分になったのです。

でもこれ、裏を返せば

その場を離れたら、いつ自分が悪口を言われる立場になるか分からない

という不安と隣り合わせなんです。

これって、仲良くしようとしているのが、
逆にプレッシャーになってしまっているのです。

だからって「自分は用事があるから、お先に」と抜けるのは、
意外に難しいですよね。

よほどのことがなければ「そのタイミングで用事が終わらない」より、
「悪口を言われる」の方が、ダメージでかいから。

僕もストアカやこくちーずで色々なイベントに参加して、
よく感じることです。

こーいうイベントってよく、一緒に参加する人とともにワークをやることも多くて、
それをきっかけに話が盛り上がることが、よくあります。

それでイベント終了後も、そのまま雑談が続行。

盛り上がるコト自体は楽しいのですが、
気づくと「ああ、もうそろそろ次の予定の時間になっちゃう」
てことも少なくありません。

んで僕が「じゃあ僕はこれで失礼しますね」と言う。

すると、

みんなも「じゃあ私も」「じゃあ僕も」と追随して、
話が一気にお開きになるんです。

しかも1回や2回じゃなくて、体感では60%くらいがこんな感じ。

「オイ~、みんなお開きにしたがっていたのかよ!!( ´Д`)っ」

思わずツッコミ入れたくなっちゃいますね。

でも「友だち幻想」を読んだ後だと、
「なるほど、自分の噂がされるのではと、不安がっているのかもしれない」
と、考えが変わりました。

なぜ「友だち幻想」が起こるのか?

ではなぜ、楽しくしたいはずの友達関係が、
息苦しい関係になってしまうのか?

「友だち幻想」では

昔のムラ社会を前提にした考えで、
今も人間関係を作ろうとしているから

といった趣旨で、書かれてあります。

では昔はどうだったのか?というと、こんなムラ社会だった、と説明されています。

  • 学校はムラに1つ
  • 同じようなライフスタイルや職業の家で固まっている
  • 始めから地域ぐるみでの濃密な関係ができていた

もちろん完全に「みんな仲良く」ということは無かったはずですが、
それでも共同で田植えや稲刈りや林の手入れなど、
共同体で地域を支える作業が今に比べると多かった。

だから学校のクラスも共同体だ、という感覚がありました。

対して今は

  • 地域を支える共同作業の機会が殆どない
  • ライフスタイルや職業がバラバラ
  • 住んでいる場所は互いに近い

家どうしの子供たちが、同じ学校に通っている。

だから共同体というより、
たまたま同じ場所に集まった集団、という状態です。

「そりゃ~気が合わなくて普通だよ(@_@)」

って僕も思いましたし、実際「友だち幻想」の中でも

「気の合う人がいたらラッキー」と思っていたほうが、良いことは多いような気がします

と書かれてあります。

でもこれを読んで、僕が高校生になって間もない頃、
中学校の友達に接するように馴れ馴れしい感じで、
友達を作ろうとしたら見事に失敗した、
その理由が何となく1つ分かりましたね。

その高校には100以上の中学校から来た人が集まっていたから、
地元の中学校と比べて遥かに
「たまたま同じ場所に集まった集団」
でしか無かった。

だから馴れ馴れしく話しかけたら、
「何コイツ!?」みたいに不審がられたんだろーな、と感じました(>_<)

中学生の頃に「友だち幻想」を読んでいたら、変わっていたかもしれない(汗)

 

ここから「友だち幻想」では、

「みんな仲良くする考え」から離れて

「気の合わない人とも、傷つけ合わずに共存する作法」を考えよう

と主張しています。

そもそも気の合わない人の方が多いから。

その1つとして出てくるのが

「自分を100%分かってくれる友達がいる、と思うのは幻想。
どんなに親しい相手でも、100%同じ考えは共有できない」

という意識。

言い換えると「友だち幻想を捨てる」ことなんです。

読んでいた時にこれも、僕の身に覚えがありました。

高校で友達作りに失敗した後、逆に拒絶するようになっていた。

「あんな上から目線な奴らと関われるか!」
って感じで。

でもこれも結局は、「100%自分を分かってくれる人がいる」と思っていて、
その思いが裏切られた反動で「もういい!」と拒絶してたのかもな。

と。

どんな風に友達と仲を深めていけばいいの?

ならどんな風に友達と仲を深めていけばいいの?

というのが問題になりますよね。

それについて「友だち幻想」では

相手からの働きかけに対して、それなりにきちんとレスポンスできるようになる

のが大切と書かれてあります。

そしてそれには本を繰り返し呼んで、
作者がどう考えて書いたのか、どのように感じたのか、
というたくさんの意見に触れていくのが効果的、
という内容も書かれてあります。

これを読んで僕は

100%他者と分かり合うことは難しいからこそ、
その前提に立って色々な人の考えや感じ方に触れていく。
で「そんな考え方もあるんだな~」と認められるようになる。

これが今の人付き合いには、特に欠かせないと感じました。

実際に会社にいると、中学生や高校生の頃と比べて遥かに、
考え方も趣味も生い立ちもてんでバラバラだから、
フィーリングが合う人を探すのが、すごく難しく感じます。

それで拒絶していたら、誰ともまともに話せない位に。

でもそんな時でも相手の考えを聞いて、
「そんな考え方もあるんだな~」と、同調も拒否もしないことはできます。

しかもそうやって、自分の知らない価値観や考えに触れるのって、
実に楽しいんですよね。

今まで苦しんでいたコンプレックスが無くなったり、
逆転の発想ができるようになるから。

僕自身は、高校で友達作りに失敗しクラスに居場所が無かったり、
就活で15社全て面接で落ちるほど、いわゆるコミュ障でしたけど、
その経験が、仕事でコミュニケーションの型を教える時に活かされているのです。

コミュニケーションの苦手な人が、
どこでつまづきやすいのか、何に悩むのかを、
身を持って知らされているから。

でも僕自身始めから、コミュ障だったことを活かせるとは思っていませんでした。

これも昔の苦い経験を生かして、今とても活躍している人の話を聞いて、
その考えに触れたのがきっかけで、僕の考えが変わったのです。

 

色々書きましたが、「友だち幻想」は中高生のみならず、
大人が読んでもすごくためになる本だと感じました。

ぜひ読んでみてください(*^^*)

ブログを始めたきっかけ

==========

コミュ障だった僕は7000人の前でスピーチしました。

さらに

職場と家の往復で1日終わっていたのが、
初対面から気の合う友達となっては一緒に人狼ゲームしたり。

コールセンターのお客様対応アンケートで、
センター1番の高評価を得たり。

口説いてるつもりゼロなのに新卒OLからデートに誘われて、
その後で恋人になったり。

職場で苦手な人に振り回されないで、定時に帰っては
趣味の作曲に没頭したり。

そんな日常を過ごしています。

就活時代に、面接が苦手すぎて15社落ちて、
会話が苦手すぎて解雇寸前だった新卒時代の僕が
今の僕を見たら、

「お前本当に俺かよ?」とひっくり返ると思います。

そんな話を聞くと、なんかコイツめっちゃ怪しいとか思うかもしれません。
「人間そんなに簡単に変われるものか」と。

でも僕はもともと「人付き合い=ストレス」と感じていましたし、

高校デビューに失敗したために、
休み時間は図書室で1人本を読むのが日課。

「どう話しかけたら仲良くなれるの?
 言いたいことが伝わるの?」

職場でもプライベートでも、
事あるごとに悩んでました。

そんな僕でも、
お客様対応でコールセンター1位を取って感謝されたり、
悩みを相談できる友達ができるようになりました。

センスじゃなくて、結局、知っているかどうか。

そしてやるかやらないか。

これで差がつくんですよね。

学んでいけば誰でもできるし、僕の教え子でも1ヶ月で

「職場の後輩が自分から動くようになりました!」
と、変わりように驚いています。

ここに至るまでの過程とか、
こうやって情報発信している理念とかを、記事に書きました↓

解雇寸前だった僕が気にしすぎる気質を才能に変えて7000人の前で話すまで

ブログに書いていない話はメルマガで。

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