どもりで解雇寸前になった時にスキャットマンの歌を30回リピートしたのが転機になって電話対応アンケート1位獲得につながった

マオです。

僕は7000人の前でスピーチしたり、プロとして人間関係の悩みを受けては、
「コミュニケーションで人間関係は良くなりますよ」ということで、
コミュニケーションの方を教える仕事をしています。

とは言うても、もともとは話し方や聞き方を教えられるほど、
僕はコミュニケーションが上手くなかった。

むしろ嫌われすぎて、
「お前とは一緒にいたくない!」
と高校の部活の同期から言われ、
それが10年以上経ってもフラッシュバックするほど(>_<)

人生の転機となったのは、本などを通して
コミュニケーションの型を身に付けたからなんですが、
当時の僕を勇気づけてくれたのが、スキャットマンでした。

今回はそんな話を、約2分にまとめて書いていきます。

緊張で言葉が詰まり2ヶ月で3件クレームを受けて憂鬱になった新卒時代

「お前とは一緒にいたくない!」と言われた僕は、
15社全て面接で落ち続けた先に、ようやく1社内定をゲット。

その時の気持ちと言ったら、
太平洋で漂流していた時に、ようやく船を見つけたような、
「やれやれ、間一髪で助かった!」
という気持ちでいっぱいでした。

けれども入社し、研修を受けてさあ配属だ!
となった時に、人事部の一声で、またトラウマを見る羽目になった。

 「はい、マオはコールセンターの部署に配属ね~」

なんだと・・・( ゚д゚)?

15社全て面接で落ちるほど話すのが苦手な僕が、
話すのが仕事のコールセンターに配属。

「謎采配過ぎません!?」とツッコミたくなったものの、僕に人事権は無い。
結局そのまま、コールセンターに入ることになった。

お客さんと話す前に、先輩たちとお客様対応の練習はしたけれど、
いざ本番となると「初めての対応」でも「プロの1人」のつもりで、
お客さんは話してくるんですよね、当たり前ながら。

お客さん「いきなりファイルのアクセス権が変わったけど、なぜでしょうか?」
マオ「ああ、えーと・・・、ちょっとお待ちください!」(保留ボタン)

そして「大変です!!」と言っては、先輩にすがりつく。
とっさの質問に答えるのが、本当に苦手でした(T_T)

とはいえ最初のころはまだ、対応する問い合わせも簡単だったので、
何とかなった。

でも3ヶ月位経つと急に、
当時の僕にとっては難しい問い合わせも増えたため、
ますます焦ることに。

それに応じて、子供の頃にからかわれたどもり癖が、
ひどく現れるようになった。

お客さん「追加で質問なんですが、どうしたら原因をハッキリさせられますか?」
マオ「・・・えっと・・・、はい・・、それは・・〇〇で・・・」
お客さん「すみません、ちょっと聞こえないのですが・・・。」

というように。

百歩譲って、言うことが全て決まっているのなら、
どもらずに対応できたかもしれない。

けどこのコールセンターでは、
100件あれば100件とも異なるトラブル・異なるお客さんに、
電話とメールだけで臨機応変な対応を求められた。

「上手く話さなきゃ」
「うまく振る舞えるように頑張ろう」

という思いはある。

でも、そう思えば思うほど空回り。
ますます「えっと・・」と言葉が詰まってしまう。

たまに電話の録音を聞いてみたら、話のテンポが

それも災いしてか、僕は2ヶ月で3件もクレームを受けてしまいました。
事務局に来たクレームコメントを見ると、

「人の話を正しく理解していない」
「がっかりした」
「急ぎ度合いを分かってもらえなかった」

と、いずれも製品スキルでなく、コミュニケーションに対するクレーム。

当時20人少々いた部署全体で、平均して半年に1回ペースだったから、
いかに僕がハイペースでクレームを受けたことか。

さすがにこれは見かねたのか、上司の上司から個室に呼ばれては、
「このままじゃ、コールセンターの仕事は任せられないぞ」
と、暗に解雇寸前まで来ていると言われる始末。

「・・・・」
もしその時の僕を外から見たら、まさに青い顔をしていたに違いない。

そして毎日の夕礼でも、今まで誰もやった事がない、
皆の前で「マニュアルの中身を説明すること」をやらされた。

「そうでもしないと、とてもお客さんと話をさせられない」
そんな上司や先輩のやるせなさを、感じずにはいられませんでしたね。

「ストレスで胃が痛くなるって本当なのね」と体験する

解雇寸前を通告されてからはますます、
話す恐怖心がのしかかった。

朝起きれば、
「今日も会社であのお客さんに電話しないと・・・」と、
スムーズにやり取りできないお客さんを思い出しては、胃が痛む。

ひどい時には夢の中でもクレーム受けて
「すみません(;_;)」
と泣いていた。

いや、ストレスで胃が痛くなるって本当なのね。
全く嬉しくない形で知らされました。

「またクレーム受けたら、今度こそ能力不足で解雇されるかもしれない」

解雇される恐怖も、目の前が真っ暗になるほどだったけれど、
何より怖かったのは、金が入らない不安、ではなかった。

「ここで解雇されたらまた、就職活動で面接受けないといけないのか・・・」

ということが、何より気を滅入らせた。

そんな重圧から逃げるようにして、
家ではyoutubeとニコニコ動画で、
何となく動画を眺めるのが日課になっていた。

スキャットマンの歌詞に感動し布団の中でもリピート

そんな中、出会ったのがスキャットマンだった。
シルクハットをかぶって、ヒゲをたくわえたおじさん。

幼い頃にちょっとだけ見た覚えがあって、
懐かしくなって動画を再生してみた。

すると最初から凄い勢いのスキャット(※)で始まっては、
ユーロダンスの軽快なリズムが流れてくる。

 ※スキャット:意味のない音(「ダバダバ」など)をメロディーにあわせて即興で歌うこと

解雇寸前で暗い気分を抱えていた僕を、
励ますような明るい曲。

僕の心も少し軽くなった。

「そういえば、スキャットマンってどんな人なんだろう?」

ふと気になって調べたら、驚いた。
僕の狭い常識を覆すような、生き方をしていたから。

なにせ

  • 子供の頃から、6~7度言い直さなければ一文すら言い終われないほど重度の吃音症
  • 言葉以外の語る手段を持ちたいから、ピアニストになる
  • 40歳すぎても芽が出ず、酒やドラッグに浸る日々だったが、仲間の死をキッカケに更生
  • 「意味のない言葉ならどもっても問題がないのではないか」ということで、スキャットを入れた歌を学び始める
  • 重度の吃音を武器にして、誰にも真似できない高速スキャットを習得
  • それでもデビューが怖かったけども、「なら吃音のことを曲の中で直接伝えればいいじゃない」と奥さんに言われて、デビュー曲を作った
  • 52歳で発表したデビュー曲が国内250万枚の大ヒット

と、
「一冊のノンフィクションを書けるんじゃない?」
と思えるほどの波乱ぶり。

この人、すごいわ・・・!

僕自身、どもる症状があっただけに、
それでも歌手として有名になったスキャットマンの熱意に、
感激せずにおれなかった。

それからというものの、僕はスキャットマンの歌をリピートしまくった。

朝ごはんを食べながら。
夕ごはんを食べながら。
寝る前のストレッチをしながら。
はては布団の中でも。

気づけば、いつの間にか合計30回はリピートしていた。

電話対応アンケートで1位を獲得

「僕よりも遥かに重い吃音があったスキャットマンでも、
全世界にデビューして大ヒットを生んだ歌手になれた」

「なら僕も、やればできるんじゃね?」

と、僕はスキャットマンに勇気づけられた。

そして何とか解雇にならないように、
会社近くの本屋でコミュニケーションに関係ありそうな本を
買っては読んで、できそうなところから試し始めました。

もちろん失敗も経験した。

「あいづちして『ちゃんと聞いてますよ』姿勢をアピールしよう!」
と意気込んて、「そうですね」と繰り返しあいづちしていたら、
一辺倒なあいづちだったので、「えと、聞いてますかね?」と突っ込まれたことも。

でも間違いなく、前進しているのは分かった。
やったからこそ「ああ、これは変えよう」と発見できたのだから。

そうこうする内にお客さんから、クレームを言われなくなったし、
むしろお客さんの意図が把握できて即答できた時には
「早くて助かります!」と感謝されるようになった。

「人の話を正しく理解していない」とクレームを言われていた僕が。
人生わからないもんです。

そしてついに、20人以上いる部署で、
お客様との電話対応アンケートで1位を獲得。

「マジで・・・!?」
この時は嬉しいというか、もう吐きそうになりましたね(笑)

人間、予想外に嬉しすぎると、吐きそうになるんだなー、と知りました。

スキャットマンができるなら君にもできる

今でこそ人にコミュニケーションの型を教えるようになりましたけど、
スキャットマンに出逢っていなければ、
1歩踏み出す気力が出ずに、解雇されていたかもしれない。

そう思うと、スキャットマンに感謝せずにおれないですね。

僕が30回以上リピートしたスキャットマンの曲には、
こんな一節があるのです。

「スキャットマンができるなら、君にもできる」

と。

だって普通、考えないと思うんですよ。

一言話すのも繰り返さないといけないほどの吃音を武器にして、
誰にも真似できない高速スキャット、という特技を生み出すなんて。

それに比べたら、僕がやろうとしている電話対応は
勉強して練習すれば、普通にできるんじゃないの?
先輩たちだってできているんだし。

心のハードルが下がったんですよね。

「スキャットマンができるなら、君にもできる」

今でも「これ無理じゃない?」と思う時には、
この言葉を思い出して、チャレンジしています。

ブログを始めたきっかけ

==========

コミュ障だった僕は7000人の前でスピーチしました。

さらに

職場と家の往復で1日終わっていたのが、
初対面から気の合う友達となっては一緒に人狼ゲームしたり。

コールセンターのお客様対応アンケートで、
センター1番の高評価を得たり。

口説いてるつもりゼロなのに新卒OLからデートに誘われて、
その後で恋人になったり。

職場で苦手な人に振り回されないで、定時に帰っては
趣味の作曲に没頭したり。

そんな日常を過ごしています。

就活時代に、面接が苦手すぎて15社落ちて、
会話が苦手すぎて解雇寸前だった新卒時代の僕が
今の僕を見たら、

「お前本当に俺かよ?」とひっくり返ると思います。

そんな話を聞くと、なんかコイツめっちゃ怪しいとか思うかもしれません。
「人間そんなに簡単に変われるものか」と。

でも僕はもともと「人付き合い=ストレス」と感じていましたし、

高校デビューに失敗したために、
休み時間は図書室で1人本を読むのが日課。

「どう話しかけたら仲良くなれるの?
 言いたいことが伝わるの?」

職場でもプライベートでも、
事あるごとに悩んでました。

そんな僕でも、
お客様対応でコールセンター1位を取って感謝されたり、
悩みを相談できる友達ができるようになりました。

センスじゃなくて、結局、知っているかどうか。

そしてやるかやらないか。

これで差がつくんですよね。

学んでいけば誰でもできるし、僕の教え子でも1ヶ月で

「職場の後輩が自分から動くようになりました!」
と、変わりように驚いています。

ここに至るまでの過程とか、
こうやって情報発信している理念とかを、記事に書きました↓

解雇寸前だった僕が気にしすぎる気質を才能に変えて7000人の前で話すまで

ブログに書いていない話はメルマガで。

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