マオです。
最近は改めてプレゼンの本も読み進めているのですが、
やっぱりスティーブ・ジョブズのスゴさを思い知らされます。
生きていた頃はジョブズ自ら、アップルの新製品の説明をしていて、
それは全世界に中継されていました。
昔勤めていた会社の上司もアップル信者で、
「今度はどんな製品が出てくるのか、待ち遠しいからなあ!」
と、リアルタイムで聞いていたほど。
リアルタイムだと、日本では真夜中なんですんけどね(^^;)
それでも聞かずにおれないアップル信者、すごすぎる。
それだけアップルの製品がいいのもあるのですが、
なんと言っても、それを伝えるジョブズのプレゼンが魅力的なんです。
「じゃあ、どうやってあんなに魅力的なプレゼンを作っていたのだろう?」
と思って本を読んでみると、
「へ~、意外!こんなことやってるんだ」
というところがあったので、備忘録を兼ねて書いていきたいと思います。
構想はアナログから
まずは「アナログなやり方で構想を練る」ところ。
スティーブ・ジョブズといえば、アップルの元CEO。
アップルといえば、iphoneやMac等を作って、デジタル製品の先端を行っているイメージですよね。
だけどデジタルな製品を扱うジョブズは、アナログなやり方でプレゼンを作り上げる。
最初読んだ時は、
「なんでキーノートを使わないんだろう(?_?)」
と疑問になりました。
でも読んでいくと、「ああ、なるほど」となりました。
キレイなスライドを作ることじゃない。
ストーリーを語って、人を動かすのが目的だから。
と。
大学生の頃の僕もそうでしたが、プレゼンと言うとどうしても
「スライドを作って、それを説明する」
形式のものしか、イメージが沸かなかったんです。
教授も先輩も、そんなスタイルのプレゼンばかりしていたから。
けれども、いくらキレイなスライドを作っても、
それが相手の心に訴えるものでなければ意味が無い。
当たり前といえば当たり前ですけれども、
最初からスライドに向かっていると、どうしても忘れやすいんです。
一方で紙とペンを使うと、
- 「これはスライドで説明する」
- 「これは実物を見せてデモプレイをやる」
- 「ここでは協力してくれた人に出てもらう」
というように、スライドに囚われずに
「どうしたら相手に深く伝わるか」を軸に
考えられるようになる。
数年前からは僕も、プレゼン準備はスライド中心から、
紙とペンでアイデアや流れを決めてからスライドを作るようにしていますが、
言われてみれば紙とペンの方が、図も字も絵もすぐ書きやすいし、
頭が活性化するから、捗るなあと感じます(^^)
結局、人を動かすのは、
キレイなスライドじゃなくて、ストーリーなのです。
目的が定まればスライドも活かされる
またパワーポイントとかGoogleスライドとかを立ち上げると、
必ずテキストボックス混じりのスライドが作られますよね。
「どうぞ文字を入れて!」と主張するように。
でもスティーブ・ジョブズのプレゼンは、文字がとても少ないのです。
文字じゃなくて、ストーリーを語れば人は動くと知っていたから。
プレゼンするのは、アップルならば新商品を買ってほしい。
そして感動してほしいから。
そんなふうに人の行動を変える時には、箇条書きのスライドよりも、
もっと感情に訴える工夫が必要なんです。
だからジョブズはよく
- 新製品を実際に動かしてみせたり
- 面白い例えを使ったり
- 貢献してくれたパートナーを登壇させたり
と、見ていて飽きさせない工夫をたくさんしています。
もしスライドだけとにらめっこしていたら
「どうやって文字と図に表そう(-“-;) ??」
という方にだけ、意識が向いてしまいがちになります。
逆に、先に髪とペンで筋書きさえ作ってしまえば、
あとはどう表現するか次第。
パワーポイントなどのプレゼンテーションソフトは、
メッセージをビジュアルに訴えかける使い方ができるので、
ストーリーを先に作れば、スライドも活かされます。
そのストーリーの中で、スライドを使うのが効果的な場面に、
適材適所と使われるから。
スティーブ・ジョブズのプレゼンには、まだまだ勉強になるところが
たくさんあるのですが、それはまた別の機会にしたいと思います(^^)/
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